Chromecast

日本でも販売開始されましたね! 早速買ってきました。まあTVに挿すメディアストリーミングプレイヤーと言えば簡単ではあるのですが、どんなデバイスで他とどう違うのかおさらいしてみましょう。

  • HDMI出力とWi-fi、あと電源用USB端子を装備
  • 自らはユーザーインターフェイスを持たず、スマホやPC等(sender)から「キャスト」してもらうことで動作
  • ネットコンテンツの再生はソースに直接アクセスする。MiracastやAirPlayといったLANストリーミング方式と違ってネットコンテンツ再生でLAN帯域をバカ喰いしたりsenderがCPUパワーを消費したりすることがない。
  • ローカルコンテンツの再生やChromeタブミラーリングはLANで送るので他のLANストリーミングと同程度と思われる
  • マルチプラットフォーム。さらにSDKが公開されているので、(作れば)動画に限らずなんでも投げられる可能性を秘めている

設定は簡単で、PC,Mac,iOS,Androidに設定アプリが用意されており、TVに挿して画面を確認したらアプリを起動して指示に従うだけで設定が完了します。但し、初期設定時はChromecastと設定するマシンが直接Wi-fi接続される必要があるので、PCとMacでは設定するマシン自体にWi-Fiが装備されていなければなりません。例えば、有線のみPCと無線ルータとChromecastしかないような環境だとハマります。一度設定が完了してChromecastがLANに参加できれば、有線のみのPCからも普通にChromecastを使えるようになります。

スマホやPCからChromecastにキャストすると、TVが別ソースを表示していてもChromecastの画面に切り替わります。電源が切れていても自動的に電源が入ります! 主電源が切れてると流石にダメですが…… これは「HDMI CEC」という結構昔からある機能で、TV各社では●●リンクとかHDMIコントロールとかいう名前をつけられてレコーダのリモコンでTVを一緒に操作するのに使われています。

Chromecastにメディアを投げるには、対応アプリ・対応サイトを使う必要があります。対応しているところは正直まだまだ少ないですが、SDKも公開されていることですしこれから対応アプリや対応サイトも増えていくのではないかと思います。対応アプリの一つとして、Google Chromeに「Google Cast」という拡張を入れるとChromeのタブをTVにミラーリングすることができます(Chromecastに非対応のサイトもこれで一応キャストできるが、遅延が結構あるので注意)。また、Google Castを入れるとYoutubeの再生画面にもキャストボタンが出現します。Google Cast SDKのサイトをちょっと見てみたところ、Google Chrome+Google CastがPC/MacにおけるChromecastのsenderプラットフォームとして位置づけられているようです。

欠点としては、電源用にUSB接続が必要なのがスマートでないところですが、HDMIは55mA(保証最低値)しか電力をくれないので仕方ないですね。あと、本体がすごく熱くなりますので触るときは注意しましょう。

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